【115A23 遅発性ジスキネジア】
【115A23 問題解説】
「口もぐもぐ」のキーワードから「側頭葉てんかん」かなぁと思いましたが、よく読んでみると、「35歳男性、約5年前からの抗精神病薬の服用継続」よりなんか違いそうと気づきました。。
さてはメックのサマライズシリーズでもDr孝志郎が強く推していた、「ジスキネジアでは?」とひらめきましたが、知識があいまいだったために解答を選びきることができませんでした…。
やっぱり怪しい単語はしっかり調べておくべきですね。
このジスキネジアについては厚生労働省からもマニュアルが出ているようですね。
これによるとジスキネジアには、主に抗精神病薬を長期間服用していると出現する「遅発性ジスキネジア」と、パーキンソン病治療薬などドパミン作動薬を投与中に出現する「ジスキネジア・舞踏運動・ジストニアなどの混ざったもの」があるみたいですね。
今回は前者の遅発性ジスキネジアを指すのでしょう。
この遅発性ジスキネジアは睡眠中は消失するのが特徴みたいです。
これは知らないと難しいですね…
私はcを選んでしまいましたが、パーキンソン治療薬によるものも含めると抗精神病薬に特異的な副作用とは言わないのでしょう。
いずれにしても今までしっかり勉強してこなかった分野なだけに難しく感じました。
今後も、抗精神病薬・パーキンソン治療薬の副作用についての問題は出題が続くのかもしれませんね。カタカナも多く覚えにくいところなのでまとめておくとよいと思います。
以上です!
115回医師国家試験、誤答問題の全問解説はこちら→【第115回医師国家試験、気ままな研修医による全問題解説】