気ままなけんしゅー医のブログ

春から研修スタートの気ままな研修医のつぶやきブログです。

【第115回医師国家試験、気ままな研修医による全問題解説】

20210319222818

 

第115回医師国家試験を受けた身として、自身の誤答問題の全問解説をしようと思います!

過去問題と比べ、悩ましい選択肢も多く、特に一般・臨床問題では新傾向の問題も数多く出題されていたように感じました。

厚生労働省から正式な解答が発表されたことを受けて今回、解答を自分なりにまとめてみようと思いました。

主な作成目的は

・自身の振り返り、復習用→研修に向けた知識の整理

・これから試験を受ける方々の参考に(先に試験を受けた人の間違えた考え方、問題を分析することはこれから試験を受ける方にとって役立つと考えるから)

決して試験結果を公表したく解説を作成したわけではないので悪しからず…。

※あくまで一個人の解説であり、引用はインターネット上・病気がみえるシリーズなどの参考書をもとに作成しております。正式な解説に関しては、各国家試験対策予備校の解説等を参考にしてください。

※当サイトの情報を利用したことにより生じたトラブルや問題について、当方は一切の責任を負いかねます。予めご了承ください。

著作権の観点より引用問題は問題番号のみ付している場合もございます。問題全文や添付画像に関しては各自お調べの上、閲覧いただければと思います。

明らかに事実と反する内容、また補足事項がある場合にはご連絡いただければと存じます。

 

【解説問題一覧】※順次更新予定です

115A23

115A43

115A51

115A57

115B7

115B48

115C13

115C14

115C28

115C52

115D4

115D12

115D15

115D22

115D28

115D29

115D39

115D51

115D55

115D56

115D57

115D61

115D69

115D71

115D75

115E35

115E43

115F31

115F46

115F52←New!(5/3)

・115F59

・115F64

 

【115F52 新生児期嘔吐の鑑別│胃軸捻転症、緊急手術vs右側臥位保持】

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115F52の解説です。正答率48%

 

今回は、115回医師国家試験Fブロックの中でも、割れ問判定された有名な問題ですね。

解いているときは「つかみどころがない問題だな…」

と感じていましたが、試験終了後、友人とこの問題について話になったときには、自分の解答が誤っているのではないかと不安になりました。

さらに、場合によっては私の選んでしまった選択肢がもしかしたら禁忌肢判定されてしまうのではないかと最終日、最後のブロックにして不安は募るばかりでした。

全ての試験が終わり解放感に満ち溢れているはずの、大学へ向かう帰りのバスの中で一人ナイーブな気分になったのを覚えています。

結局、ふたを開けてみれば禁忌肢判定はされておらず、事なきを得ましたが、

それでも貴重な1点を落としてしまったことには変わりありません。

私だけに限らず、多くの受験生が悩み、誤答してしまった115F52の問題を解いていきましょう!

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【115F46 分娩第2期遷延の初産婦への適切な対応、経過観察vs帝王切開】

妊娠中, マタニティ, 母, 母性, 期待してください, 妊婦, 女性, 妊娠, 腹, 赤ちゃんのバンプ

115F46の問題解説です。正答率71%

さて今回は、産婦人科の産科領域、”分娩”についての問題です。

この産婦人科という教科は小児科と並び、国家試験での出題数が多く、

内科とは独立した、その領域独自の考え方や知識が問われるので、苦手意識をもっている学生さんも多いかと思います。

私もその一人で、実習で産婦人科を一か月経験したものの、それだけで国家試験全ての分野をカバーできるはずもなく、

理解しにくい単元は教科書やネットを駆使しながら、イラスト付きで覚えていきました。

また、この教科はイメージや直感も大切なので、同級生の仲間たちにわからない問題は積極的に質問するように意識していました。

各大学ごとで、勉強部屋や自習室がおそらく与えられていると思うので、効果的に活用していきましょう!

今どきはLINEなどを使って優秀な友人に質問することもできますね。

他の国家試験対策サイトでも言われていることですが、

国家試験の勉強は決して1人だけでしてはいけません!

確かに総論・各論分野は相対評価で合否で決まりますが、それでも国試に受かるためには、周りの学生が知っている内容を同じように理解していることが大切です。

大学受験や学校のテストと異なり、資格試験である国家試験は周りと差をつけることが目的ではありません。

残りの勉強時間を逆算して、合格するために必要な知識・考え方を吸収するべきです。

1問でも多くの問題を解けるようにする力が大切なことは言うまでもありませんが、友人や周りの学習状況も把握して、本当に必要な知識を再確認していくことも非常に重要です。

長くなってしまいましたが、115F46の問題解説といきましょう!

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【115F31 ウイルスに初感染した際に感染初期から働く免疫担当細胞】

ウイルス, Covid, 科学, Covid19

115F31の解説です。正答率73%

さていよいよFブロックの解説です。

長かった2日間の試験も泣いても笑っても最後のブロックとなりました。

特に勝負の必修が終わりホッとしている中、最後の問題が配られているときには頭がぼうっとしたのを覚えています。

ただ、まだ試験が終わっているわけではなく、

禁忌問題も含め、最後まで気を引き締めて解くことを心掛けました。

Fブロックを解いた感想としては、私自身、初日のCブロックの方が難しく感じました(ふたを開けてみたらFブロックの方が悪かったのですが…(笑))

特に公衆衛生の問題は、割れた問題も数問ありましたが

それでも基本的には解きやすい問題が多く、一般問題では余裕を持って解答できた気がします。

過去問の焼き直しが多く、「100年変わらないテーマ」が出題されるといわれる総論問題(C,Fブロック)

順番に問題を見ていきましょう!

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【115E43 ペースメーカー植え込み患者の心電図所見】

ハートビート, パルス, ヘルスケア, 医学, 中心部, 医療機器, 機器, 脈動, 波

115E43の解説です。正答率81%

さて前回、115E35の解説でも述べたようにこのEブロック(必修)では、必修臨床問題をこの問題含め2問落としてしまう結果となってしまいました…

感触では、初日のBブロック(必修)の方が悪く、このEブロックの方がよくできた気がしていたので、採点後は少し落ち込みました。

もともと必修問題は得意としておらず、特にこの臨床問題(1問3点)は配点も高くいつもドキドキしながら問題を解いていたのを覚えています。

いくら必修とはいえ、難しい問題は難しいですからね…

模試でも、ミスも含めて複数問落としてしまうことも多く非常に注意して本番は取り組んでいました。

さて今回解説する問題は、一見なんて事のない心電図読み取り問題ですが

変に考えて解答終了直前に選択肢を変更した結果、間違えてしまった1問です。

よくマーク試験は、「最初の自分の選択肢を信じろ」といいますが、

その言葉の通りに誤答してしまうこととなってしまいました…

先人の教えに習うべきでしたね(笑)

詰めの甘さが誤答につながってしまったように思います。

長くなってしまいましたが、どんな問題だったのかを一緒に見ていきましょう!

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【115E35 腰椎椎間板ヘルニアの症候】

115E35の解説です。(正答率61%)

さていよいよE問題の解説ですね。

今年の必修問題はふたを開けてみたら平均点も高く113回、111回と比べると大きく合否を分けたとまではいかないものの

それでもやはり試験中は緊張するものですね…

一日目のBブロックの感触があまり良くなかったために、試験が始まる前はとにかくミスしないようにと気を付けて臨んだのを覚えています。

実は感触だけではこのEブロックの方ができた気がしたのですが、点数はEブロックの方が悪かったのです(笑)

過信してはいけませんね。余裕も大切ですが、丁寧さももちろん大切です。

間違えても良いと割り切るメンタルと一点も落とさないように心がける姿勢は両方持っておくべきだと気づかされました。

 それでは、今回の115E35の問題を見ていきましょう!

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心臓カテーテルの勉強、循環器内科ローテート前の予習

操作の劇場, 病院, 検討, 医療, 健康, ヘルスケア, ルーム, Ot, 操作, 実験室, 研究室, 診断

来週からローテート開始ということで研修医の先輩に内容の引継ぎを聞きました。

初めに回らせてもらうのは循環器内科。

学生時代に回ったもののコロナもあり遠く昔の話

「研修医は準備、補助、回診、検査確認、論文抄読全部やるつもりで」

と教えていただきました。

「やばい…何も覚えていないぞ…」

ということでまずはメインの研修業務となるカテーテルの勉強をしようかなということで

心カテブートキャンプ

というとても分かりやすいサイトを見つけたので予習しました。

国家試験でも心カテ所見を読ませる問題は出題されるものの

ほとんど症状ありきで、心カテを読み込まなくとも分かる問題や、パッと見で狭窄、閉塞がはっきりしている画像しか出題されてこなかったのでそこまでしっかり勉強してきませんでした。

今日はまず

冠動脈番号(AHA分類)を勉強しました。

学生時代に目にしたことはあるものの完全にスルーしていました。

所謂「RCA3番」とか「LCA7番」とかってやつですね。

RCA、LAD、LCXだけでなく

対角枝(DB)、鈍縁枝(OM)、鋭縁枝(AM)、右室枝、房室結節枝なども出てきます。

基本的には

#1~15(#4は#4AVと#4PDの二種類)の16個に分けられるのですね。

これも先ほど載せた心カテブートキャンプにイラスト付きで掲載されておりとても分かりやすかったです。

これらの知識をしっかりと身につけた上で心カテに参加するか否かで大きく変わってくると思うので、これからもローテに向けて少しずつ勉強を重ねていきたいと思います。

また、あとは実際に研修が始まってからの勉強にもなりそうですね。

分からないことは自分で調べた上で積極的に質問していこうと思っております!

「研修医はとにかく自分が一番下である意識をもって元気よく!動き、考えろ!」

と先輩に教えていただいたのでこれと併せて実行に移していければと思っております。

 

【115D75 全身性の衰弱状態を認める低栄養患者に対しての適切な静脈栄養、Refeeding症候群】

医学, バイアル, ボトル, 治療, 医療, 健康, ヘルスケア, 薬剤, 薬用, 医薬品, 注射器, 科学

115D75の解説です。正答率27%

さていよいよDブロック最後の問題の解説ですね。

今回は、国家試験終了直後に大手国家試験対策予備校の解答速報でその解答が割れ、物議を醸した一問ですね。

私自身解いていて、なんとなくこれであっているかなということで解答を選び、難問だと認識していませんでしたが、

ふたを開けてみると解答速報時正答率27%と激割れ問題の一つでした。

115D71といい、この115D71といい…

いくら二日目のスタートとはいえ、難しい問題を午前中の最後の方に忍ばせてある国家試験まさに恐ろしいな…と思いました。

おそらく来年以降の受験生も良く押さえておくべき問題になるであろう115D75を一緒に見てみましょう!

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